プチパピヨンの雨降り&四つ葉のクローバーカップ

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初回投稿日:2015.02.19
 最終更新日:2024.08.02

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国際通りから1本入った路地、味のあるお店が並ぶ浮島通りの先の筋道に、プチパピヨン・中村かおりさんの自宅兼工房があります。
猫や人がてくてくとお散歩し、夕暮れ時には周囲のおうちから晩ご飯の匂いが漂ってくる。プチパピヨンのカップは、そんなゆったりとした時間が流れる場所で、生み出されています。


中村かおりさん


「鋳込み」という技法でつくられるカップは、光に透けるほど薄く、ずっと触っていたくなるような、すべすべとした触り心地。
中村さんは、沖縄県立芸術大学で学ぶなかでこの技法に出会い、魅せられたのだそうです。



「白という色を溺愛しています」と語る中村さん。マシュマロようにエアリーなその白に映える水玉や四葉のクローバーは、オリジナルの釉薬で描かれています。伝統的なやちむんにも使われる「瑠璃釉」と赤土を混ぜてできあがった、マットなのに透ける質感の水色に着想を得て生まれたのが、雨の日を一緒に過ごす「雨降りカップ」です。




独特の深緑が印象的なクローバー柄も、「土に緑の顔料を混ぜ、赤土を加えたらいい色ができたので」と、創作は色から始まりました。


向かいに座った相手に幸運を届けられるように、と、持ち手の右サイドに四葉が描かれています。

中村さんにとって、器づくりは「空間に絵を描くような感覚」なのだそう。「ろくろまわしがデッサンで、絵付けが色付け。
生地をこねて焼くパンづくりみたいなときもあります」という自由な発想が、どんなインテリアにも不思議と馴染むのびやかなデザインを生み出しています。

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沖縄CLIP編集部

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