神秘に満ちた国の天然記念物… 下地島「通り池」

神秘に満ちた国の天然記念物… 下地島「通り池」

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初回投稿日:2014.10.19
 最終更新日:2024.03.27

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神秘的な雰囲気にグっと引きこまれる、下地島西岸「通り池」…。

他に類を見ない圧倒的な存在感は、国の名勝及び天然記念物にも指定されています。

 

ゴツイ琉球石灰岩が広がる高台に、ぽっかりと口を開く大きな2つの穴が、

静かに、そして厳かにコバルトブルーの水をたたえています。

吸い込まれてしまいそうな、どこか不気味にすら感じるその青黒さには、

「ユナイマタ(人魚)伝説」や「継子伝説」など、いくつもの神話が伝わります。

 

入口右手、海側の池(写真上)が直径約75m・水深約50m、

左手(写真下)が直径約55m・水深約40m。

天然の石橋によって分けられた2つは、“龍の目玉”とも呼ばれていますが、

実は地下でつながっており、さらに海側の池は洞穴で海とも通じています。

「通り池」という名は、このような池の構造に由来しています。


通り池

 

ダイビングスポットとしても有名で、

海からエントリーし、池の水面へと浮上できます。

淡水と海水の交じり合った独特な水質と、

刻々と変化する温度差による“サーモクライン”と呼ばれる水中の現象は、

形容しがたい程の不思議な光景と言われています。


 

2つの池の間から遊歩道が数百m整備され、かつては海岸沿いまで歩いて行けました。

しかし、2011年の台風で破損、残念ながら現在は途中までしか行けません…。


 

 

しかし! 今回特別に、遊歩道の先が健在だった数年前に収めたカットを、少しだけお見せしましょう。

今日、生では見られないレアな光景です。

 

〜過去の風景〜

 

 

 

 

何より残念なのが、2つの池から200m程歩くと姿を表す「なべ底」という、

小ぶりながらも個性的な“3つ目の池”を拝めなくなったことでしょう。

 

 

かつては、海を望む丘上までのびていた遊歩道…。

今後再び整備されることを、心待ちにしています。


 

 

通り池

住所 /
沖縄県宮古島市伊良部字佐和田
電話 /
0980-73-1881(宮古島観光協会)
Webサイト /
http://www.miyako-guide.net(宮古島観光協会)

沖縄CLIP編集部

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