青い海だけの写真では物足りない。ハマヒルガオの緑が爽やかに演出してくれる「冨着ビーチ」

青い海だけの写真では物足りない。ハマヒルガオの緑が爽やかに演出してくれる「冨着ビーチ」

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初回投稿日:2018.03.17
 最終更新日:2024.05.17

最終更新日:2024.05.17

青い海だけの写真では物足りない。ハマヒルガオの緑が爽やかに演出してくれる「冨着ビーチ」 クリップする

しまんちゅ旅はじめました

恩納村(おんなそん)はリゾートホテルが建ち並ぶ、沖縄を代表するリゾート地です。そこにある「冨着海浜(冨着ビーチ)」は、リゾート開発が進む以前から県民の憩いのビーチだったと聞いたことがあります。冨着ビーチと言う名で親しまれていますが、ここは監視員やシャワーが無く、ビーチとして管理された場所ではありません。

だからこそゆっくりと静かな時間を過ごすことが出来る場所として親しまれています。ここでは青い空と海に、ハマヒルガオの爽やかな緑も加わり、とても綺麗な写真を撮ることができます。青い空と海だけでは少し物足りなくなってきた方におすすめのフォトスポットです。

冨着ビーチ

「冨着海浜(冨着ビーチ)」があるのは国道58号線沿い。近隣のホテルに宿泊されている方は徒歩で行くことができます。住民以外の車両の乗り入れが禁止され、また駐車場もない為、それ以外の方は公共の交通機関を利用して下さい。

冨着

目印は国道58号沿いにあるバス停「富着」。その前にある冨着公民館が「冨着海浜(冨着ビーチ)」への入り口です。

冨着

冨着公民館

そのまま海に向かうと、まず目に入るのがこの堤防です。観光客も、近隣住民の方もここを訪れた人はこの堤防に腰掛け、ゆんたく(おしゃべり)したり、バーベキューをしたりして、この堤防が安らぎの場になっています。私は写真を撮影するとき、大切にすることは構図や光だけではありません。

それよりもこの堤防のように、被写体が安らげる場所を探すことを大切にしています。何もないビーチで、どこにでもある様な堤防こそ、穏やかな雰囲気を作りだしてくれます。ここではいい写真を撮ろうとか、そう言った欲は持たず、他愛もない会話をしながらゆっくり時間をかけて、写真を撮ってほしいです。それだけできっと愛おしい表情が撮れるはずです。

冨着ビーチ

冨着ビーチ

防に立つと、砂浜の1部をハマヒルガオが覆いつくしているのが見えます。ここがおすすめの「冨着海浜(冨着ビーチ)」のフォトスポットです。ハマヒルガオと空と海。この3つを画面いっぱいに詰め込んで撮影するために、めいっぱい後ろへ下がります。次に、隙間なくハマヒルガオが砂浜を覆い尽くし、雲のバランスが綺麗なアングルを探します。

そして、カメラの高さは自分の顔の高さくらいがベスト。カメラが地面に近くなれば、下からのアングルになり、ハマヒルガオが海を隠してしまうので要注意です。「下がる」「顔の高さで撮影する」この2つを行えば、ハマヒルガオと空と海の3つをしっかり画面に入れることができます。

この日の撮影は15時頃でした。太陽がビーチの左側に沈んでいくため、それ以降は逆光になり、海と空が白くなってしまいます。午前中から15時までの時間に撮影できればきっと爽やかな1枚が撮影できます。

冨着ビーチ

今度はその反対の動きをします。1面のハマヒルガオの先にいる被写体に近づいていきます。そして寝転がるほど、下から撮影します。ハマヒルガオの先からは砂浜が下り坂になっていて、どの高さからでも海が見えます。そして下から撮影する理由は、手前のハマヒルガオをぼかすことです。

この写真は手前のハマヒルガオと背景の海と空、その間にいる被写体の4つで構成しています。この4つのそれぞれの距離感が遠ければ、ピントを合わせた被写体以外はぼけてくれます。下から撮影すれば自分自身の足元のハマヒルガオも画面に入れることができ、被写体と画面に入っているハマヒルガオの距離が離れます。そうすることで被写体が浮き上がるような写真が撮影できます。

背景をぼかすというテクニックには様々な方法がありますが、この方法は一般的なコンパクトカメラでもできる方法なので試してみてください。ハマヒルガオに興味を持ち、無邪気に遊ぶ子供の姿はいつまでも撮っていられるほど可愛いものでした。我が子ならきっと、なおさら可愛いでしょうね。きっと青い空と海に、ハマヒルガオの爽やかな緑も加わった綺麗な1枚があなたにも撮影できるはず。

冨着ビーチ

写真提供photo studio ouchi

冨着ビーチ

住所 /
沖縄県国頭郡恩納村冨着110
電話 /
098-966-1280

(株)村上佑写真事務所

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