壺屋の路地裏にある工房で手びねりシーサーを作ろう!
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初回投稿日:2022年05月04日
最終更新日:2023年11月29日
那覇の壺屋やちむん通りは沖縄の焼きもの店がひしめく人気スポット。器を買えることはもちろん、陶芸体験もできます。
300年の歴史をもつ窯元「育陶園(いくとうえん)」
この界隈で陶芸体験できる場所は2つあり、そのうちのひとつが300年の歴史をもつ窯元「育陶園(いくとうえん)」。美しい色と柄のやちむんが並ぶお店です。
陶芸体験は、メイン通りから「すーじぐゎー(路地)」に入った工房で行われます。
集合場所の育陶園からお店の方の案内どおりに路地に入り、ゆるやかな坂道をのぼって細い道を進むと……
見えてきました、赤瓦屋根の工房が!この工房までの道のりが風情があって楽しいのも壺屋ならでは。
こちらが育陶園の体験工房。立派なシーサーがお出迎えです。
手びねりシーサー作りに挑戦
工房では、立シーサー、皿シーサー、面シーサーといった手びねりシーサー作りや、ロクロで器を作れます。素焼きした皿に好きな模様で絵付けできる体験もありますよ。
緑を眺めながら風が通り抜ける制作スペース。手びねりが初めてでも、スタッフがついてびっちり教えてくれます。
今回は立ちシーサー作りに挑戦。沖縄の赤土で作られた4つの玉を渡され、ここからスタートです。
手びねりシーサーは、粘土遊びのように簡単にできるもの。ちぎって、丸めて、手のひらでころがして形を作ります。子どもは嬉々とし、大人は童心にかえったように夢中になるのがまた楽しい。
土台を作り、胴をのせて足をくっつけて。赤土は乾燥しやすいので、用意された霧ふきで手のひらを湿らせながら成形するのがコツ。
ここは重要な口作り。口を開けるとオスのシーサーに、閉じるとメスのシーサーに。
鼻をつけて目をのせて。
顔作りがいちばん楽しい時間!
まゆ毛、耳、ひげもつけて竹串で模様を描き、最後に目を入れたら完成!なんともかわいいシーサーができました。
ここからの焼成の工程は、工房にバトンタッチ。焼きあがりまでに約1ヶ月かかり、できあがったら発送か来店での受け渡しを選べます。
すぐ横ではろくろ体験が。こちらもスタッフがていねいに教えてくれるので初めてでもフリーカップや茶椀などができちゃいます。
沖縄ならではの陶芸体験
手びねりシーサーは、作り手によって表情が変わりまた同じ人が作ったとしても2度と同じ作品にはならないそう。
愛嬌のある顔、りりしい顔、優しい顔。顔のパーツの大きさや形、つける位置で見えかたが変わるので、どんな表情になるかはお楽しみです。その時一緒に過ごした人との時間や空気、香りをぎゅっと閉じ込める旅先でのもの作り。
沖縄ならではの陶芸体験で、旅をより楽しく色濃いものにしてみませんか。
育陶園(いくとうえん)体験工房
- 住所 /
- 沖縄県那覇市壺屋1‐22‐33
- TEL /
- 098‐866‐1635(工房直通は098‐863‐8611)
- 営業時間 /
- 10時~17時30分
(体験は10時、11時、12時、14時、15時、16時スタート。予約がベスト)
- 定休日 /
- 無休(元日のみ休み)
- 料金 /
- 手びねり、シーサー、絵付体験各3200円(税込み)~。ロクロ器作りは4400円(税込み)。
- Webサイト /
- https://www.ikutouen.com/
小野暁子