やんばる東海岸にある海辺の直売所。つながりから生まれる新しいゆいまーる《わんさか大浦パーク》

やんばる東海岸にある海辺の直売所。つながりから生まれる新しいゆいまーる《わんさか大浦パーク》

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歴史文化

放送日:2024.09.02 ~2024.09.06

初回投稿日:2024.09.10
 最終更新日:2024.09.10

最終更新日:2024.09.10

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しまんちゅ旅はじめました

やんばるの自然に囲まれた直売所

名護市の東海岸、大浦湾沿いにある「わんさか大浦パーク」は、近隣10の集落で共同運営する海辺の交流拠点。直売所には季節ごとの新鮮な野菜や果物、手作りの品や花木などが並び、地域の人たちにとっても訪れる観光客にとっても、居心地の良い憩いの場になっています。

今年の春にリニューアルし、マングローブの生き物をイメージした大型遊具や、地域の食材をふんだんに使ったメニューが味わえるレストランもオープン。やんばるの森と海に囲まれた素晴らしいロケーションと共に、この場所ならではの味や、ゆったりと流れる時間を楽しむことができます。

野菜売り場

生産者さんが直接納品しにくる直売所には、旬の採れたて野菜や果物がずらり

久志の手仕事コーナー
久志の手仕事コーナーには、地域の植物を使った手編みのカゴや琉球ガラスなど、温もりのある手作りの品が並んでいます

    

地元の農産物を使ったオリジナル商品

直売所の中にある「わんさかパーラー」では、地元の農作物を無駄なく活用したいという想いから、お母さんたちが台所で受け継いできた味や知恵を元にしたオリジナル商品を開発しています。

お土産にも人気の「はなぱんちゅん」は、名護東海岸に現存する伝統野菜「二見あかカラシナ」と地元産のあぐー豚をごま油でピリ辛に炒めた、ご飯のお供にぴったりな商品。栽培されなければ消えてしまうかもしれない希少な伝統野菜の継承を目的として開発されました。

また、地元産のシークヮーサーやカボチャを使ったアンダギーも人気です。シークヮーサーアンダギーは、ジュースやチーズケーキなどのスイーツで使用する果汁以外の部分を有効活用することで、農家さんからの買取価格を少しでもアップできるように工夫されています。試行錯誤を繰り返し、皮も種も丸ごと使って、その苦味と健康成分を上手に取り入れたこのアンダギーには、美味しさはもちろんのこと、地元の自然の恵みを最大限に活かしたいという熱い想いが込められています。

はなぱんちゅん
「はなぱんちゅん」とは「鼻にツンとくる」という意味。あぐーの旨みと香ばしさが後を引く美味しさです

二見あかカラシナ
伝統野菜「二見あかカラシナ」は、葉脈が赤いことが特徴。戦時中も種を守り抜いた農家さんの物語が詰まっています

シークヮーサーアンダギー
皮も種もすベて使っているとは思えないくらい、柔らかくて食べやすいシークヮーサーアンダギー

「朝日のそばの、ありのまま」がコンセプト

新たにオープンしたレストラン「あたいぐゎキッチン」では、地域の旬の食材を使ったランチプレートを提供しています。「あたいぐゎ」とは、各家庭の庭先や近所に作られた小さな菜園のこと。その名の通り、地元の畑から届いた季節ごとの野菜をふんだんに使った、沖縄の家庭料理や伝統料理を日替わりで楽しむことができます。

地産地消のランチプレート
地域の野菜がたっぷり味わえる、地産地消のランチプレートです

大浦のマングローブ林を満喫

「わんさか大浦パーク」のすぐ隣りに広がる大浦のマングローブ林では、自然体験を楽しむこともできます。「大浦マングローブロード」(水上遊歩道)を歩くと、潮の満ち引きによって表情を変えるマングローブ林と、そこに息づく生き物たちを観察することができます。

時間に余裕があれば、ガイド付きのカヤックツアーもおすすめです。マングローブ林のすぐ横をカヤックでゆっくりと進みながら、ミナミトビハゼや木を登るカニなど、生き物たちの生態を間近に観ることができます。そして、昭和35年頃に作られた、沖縄では珍しい沈下橋も見どころのひとつ。自然と歴史が織りなすこのエリアで、特別な体験を楽しむことができます。

大浦マングローブロード
「わんさか大浦パーク」からつながっている「大浦マングローブロード」(有料)

カヤックツアー
カヤックツアーでは、ガイドさんの解説を聞きながら自然と親しむことができます

つながる幸せを感じて

「わんさか大浦パーク」代表の深田友樹英(ふかだゆきひで)さんは、埼玉県のご出身。学生時代のフィールドワークでこの地域を訪れた際、地域の人々の暮らしと価値観にふれて深く感動し、「こんなところで暮らしていきたい」と感じたそう。

移り住んで約8年、自然と人とのつながりが豊かに息づく「この地域の風景や暮らしを守りたい」という想いで、日々「わんさか大浦パーク」を影から支えています。2022年にはご自宅として、やんばるの自然と調和するエコハウス「うりずんHOUSE」も完成させ、大浦でのWell-beingな毎日をご家族で楽しんでいます。

深田さん
「母が沖縄出身」というルーツを持つ深田さん。大浦での暮らしで「つながる幸せ」を実感しているそう

うりずんHOUSE
やんばるの風土に根ざした家づくりを目指したという「うりずんHOUSE」では、省エネで快適な暮らしができる工夫が散りばめられています

わんさか大浦パーク

住所 /
沖縄県名護市字大浦465-7
TEL /
0980-51-9446
Webサイト /
https://wansaka-o.jp/
・わんさかストア/わんさかパーラー
営業時間:土日祝日/9時〜17時、平日/10時〜17時

・あたいぐゎキッチン(レストラン)
*9月〜10月末まで改装工事のため休業中

・大浦マングローブロード
入場料(ガイドなし)大人400円、小中学生200円、未就学児無料
入場時間:土日祝日/9時〜18時、平日/10時〜18時(最終入場は閉場の1時間前)
 

沖縄CLIP編集部

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放送日:2024.09.02 ~ 2024.09.06

  • 放送日:2024.09.02

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  • 放送日:2024.09.05

  • 放送日:2024.09.06

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