沖縄本島オススメ離島ドライブ その3 伊計島(いけいじま)

沖縄本島オススメ離島ドライブ その3 伊計島(いけいじま)

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初回投稿日:2016.06.24
 最終更新日:2024.08.27

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伊計大橋の麓に佇むシーサー
伊計大橋の麓に佇むシーサーは沖縄ならでは
 
沖縄本島東海岸の与勝(よかつ)半島から、突き出たように連なる島々、島嶼(とうしょ)地域。その最先端にあるのが伊計島(いけいじま)です。今でこそクルマで海中道路から平安座島(へんざじま)、宮城島と経由すれば辿り着けますが、1982年に伊計大橋が完成するまでは屋慶名(やけな)港から片道2時間かけて船で渡るしかありませんでした。
 
橋の上から望む風景
 
橋の上から望む風景は、緑豊かな高台の「たかはなり」と呼ばれる宮城島や、海面から隆起した琉球石灰岩、どこまでも果てしない青い海、静かに白い波の線を描きながら往来する漁船。それらを見渡していると、ゆったりとした島の時間が感じられます。「伊計」のことを沖縄の言葉で「イチ」と読み、伊計島のことを「イチジマ」、島嶼地域では本島から一番遠くにあることから、離れていることを意味する「ハナリ」という言葉をつかって「イチハナリ」と呼ばれたりします。
 
橋の上から望む風景
 
伊計島の海は特に透明度が高く、澄み渡る青い海を求めてドライブする車が行き交います。この島のある「うるま市」に暮らしはじめて5年が経ちますが、年々行き交う車が増えているのを実感します。ドライブコース人気急上昇中なのでは??? と思う今日この頃。
 
伊計大橋を渡ると、島の入り口「伊計島洞門」が姿を現します。
 
島の入り口「伊計島洞門」
 
ここから島に辿り着くまで、ほんの数十秒のドライブコースが私の一番のお気に入り。無機質な打ち放しコンクリートの柱の間から、チラリチラリと思わせぶりに見え隠れする伊計島の青い海。
 
「ここからどこへ辿り着くのだろう」
 
何度も通っている道なのに、毎回ワクワクするのです。
 
無機質な打ち放しコンクリートの柱
 
ほら、トンネルを抜けると、そこは・・・
 
無機質な打ち放しコンクリートの柱
 
南国パラダイス、伊計ビーチ!!!
 
白い砂浜、珊瑚、透き通る真っ青な海を存分に楽しめるビーチは、シャワー、トイレ、素泊まり施設、BBQセット、キャンプ、マリンスポーツなど設備もアクティビティもバッチリ!
 
伊計ビーチ
 
レストランでは、伊計島産の黄金芋を使った手づくりお菓子「サーターアンダギー」が販売されています。素朴な島の温かさが伝わる味を、是非旅の思い出に食べてみて。
 
ガッツリ泳がないけど、ちょっと海を楽しみたい方にオススメなのが、磯遊び。伊計島の東側一帯には自然の浜があります。
 
海岸
 
廃校になった伊計小中学校跡地(現在民間施設)から、伊計島共同スーパーに向かって降りていくと、小さな浜があります。岩の形によって出来る水たまりには、ヤドカリや真っ青な綺麗な色した小さな魚がたくさん泳いでいます。伊計島の生態系を観察したり、足を水につけてみたり。それだけでも旅のいい思い出になりますよね。
 
果てしない浜「アガイビスク」
 
最後にお勧めしたいのは、果てしない浜「アガイビスク」。見渡す限り水平線。視界をはばかるものが何一つない景色を独り占め出来ます。看板も道しるべもない場所なのですが、島を探索してるといつも何となく辿り着けるから不思議です。
 
外洋が近く海流がとても速いので、泳ぐのには向いていません。それでも、ここから見渡す水平線の「なにもない贅沢」な風景は、ここに来た人だけが貰えるご褒美です。時間が出来ると、何となくアガイビスクまで足を伸ばそうかなと車を走らせてこの景色を見るとやっぱり「また明日から頑張ろうかな」と元気が出て来ます。
 
眺め
 
車で行ける本島東海岸の離島、浜比嘉島、宮城島、伊計島と紹介してきましたが、いかがでしたか?
 
飾らない島々の風景は、ゆっくりと自分と向き合える優しい時間を与えてくれます。レジャーとしても充分に楽しめますが、一つひとつの島を丁寧に巡る旅は新たな沖縄を見つけることができるでしょう。
 

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monobox(河野哲昌・こずえ)

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