あぐろ焙煎珈琲店

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初回投稿日:2015.04.03
 最終更新日:2024.08.15

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しまんちゅ旅はじめました

前回の珈琲コラムで紹介したMaitoparta(まいとぱるた)の珈琲豆を焙煎している、「あぐろ焙煎珈琲」を紹介します。

あぐろ焙煎珈琲外観

 

かつてアジアの一大貿易拠点だった那覇、その中でも当時、明や清であった時代の中国、福州人を含む多くの福建人が沖縄へ渡来し定着したという歴史深い地、久米に立地する小さな珈琲屋さん。


あぐろ焙煎珈琲店内

 

少しだけライトダウンした落ち着きのある店内では、香ばしい珈琲の香りと知名オーディオのスピーカーから流れるジャズやクラシックの音楽がなんとも心地よい空間。カウンター席には、常連さんが気軽にやって来て店主とのたわいない会話が広がる微笑ましい光景を目にします。


あぐろ焙煎珈琲の店内

 

あぐろ焙煎珈琲のカウンター

 

あぐろ焙煎珈琲の店主、赤嶺和博(あかみねかずひろ)さんはMaitoparta店主、和史さんのお兄さん。仕草や声質がソックリ(笑)

 

店内にはFUJI ROYALの半熱風式の焙煎機。少量の豆を焙煎する際に使用するそうで、主な焙煎は、那覇市奥武山(おおのやま)にある珈琲香房のFUJI ROYALの直下式の焙煎機で焙煎しています。ほぼ毎日、ここで焙煎しているんだとか。なんとこの珈琲香房には3番目の弟さん、和哉(かずや)さんがおります! 兄弟3人で珈琲屋さん! 沖縄珈琲兄弟! テンション上がります!


あぐろ焙煎珈琲の焙煎室

 

現在、店主の赤嶺さんはナチュラル方式で精製した珈琲がお気に入りなんだとか。ナチュラル!!とはなんぞや? 珈琲が大好きという理由で珈琲屋さん巡りと題したコラムを書いていながら、珈琲の知識はまだまだな私に、丁寧に赤嶺さんが教えてくれました。このコラムを書く度に、珈琲知識が向上中。

 

生豆に精製する方法は大きく分けて2つ、ウォッシュド(水洗式)とナチュラル(非水洗式)という方法があります。一般的によく口にする珈琲はウォッシュド。豆の赤い果肉を除去した後に発酵させて乾燥、脱穀します。赤嶺さんお気に入りのナチュラルは、収穫した赤い果肉そのままで、乾燥、脱穀する精選方法なんだそう。

 

ナチュラルは品質が鍵を握っているので、乾燥させる際の雨天や湿度を見極めながら、品質の悪い豆も取り除く選別作業というひと手間の愛情もプラスされます。

 

赤い果肉のままで発酵、乾燥させる分、チェリー(豆)由来のフルーティーさや、口へ含んだ時の豆本来の風味、味わいも楽しめる一杯になります。本日頂いたナチュラル珈琲の一杯は、エチオピア産のイリガチェフ G-1 コチャレ。スッキリした爽やかさとキレが良い酸味に、イリガチェフG-1コチャレの良さであるコクも楽しめるんです。赤嶺さんいわく、実の特徴が味わえることも魅力なんだそう。


コーヒー豆

 

南国沖縄に、爽やかさは重要! これから暑くなる沖縄で飲む珈琲に、とても適していると感じます。


あぐろ焙煎珈琲

 

店外にあるカウンター席で、沖縄の太陽の光と風を感じながらアイス珈琲を頂くのも最高な時間。そして、私のお気に入りは「コーヒープリン」。


あぐろ焙煎珈琲のプリン

 

濃いめの珈琲粉をかけて頂くプリンは、程よい甘さとまろやかさ、珈琲の風味を堪能できる絶品プリンです!!!ぜひ1度食べてください。ハマります。兄弟店のMaitoparta、珈琲香房でも販売しています。

 

個人的には沖縄珈琲屋さん業界を担う? と思っている赤嶺3兄弟、全員に会いに行く珈琲巡りツアーを企画したいものです(笑)

 

直接、バリ島の珈琲農家へ出向いたり、店頭にある珈琲の特徴や美味しく頂く方法を親身に教えてくれるなど、珈琲に対する愛情をたっぷり感じることができる時間。珈琲好きさんには、ぜひ沖縄旅行の旅の途中にぜひ立ち寄っていもらいたい。そんな珈琲屋さんです。

 

美味しい珈琲ごちそうさま。いつかコーヒープリンを大人買いできる日を夢見て。

 

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あぐろ焙煎珈琲店

住所 /
沖縄県那覇市久米2-24-12 1F
電話 /
098-862-1995
営業時間 /
9:00〜18:00
定休日 /
日曜日

沖縄CLIP編集部

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