沖縄と深くつながる中継地、オーガニックストアでおみやげ探し【わが家のハルラボ商店】

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初回投稿日:2017.10.20
 最終更新日:2024.05.17

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慶良間諸島(けらましょとう)などの離島と本島を結ぶフェリーが発着する泊港(とまりこう)。小麦色に日焼けした観光客が、島の人に混じって行き来する風景は、那覇の街が見せる一つの顔になっています。島と島をつなぐ中継地でもあるその港から歩いてわずか数分のところに、畑と食卓をつなぐ中継地があります。沖縄の無農薬・無化学肥料の野菜を扱う『わが家のハルラボ商店』。


わが家のハルラボ商店の野菜

ハルラボの「ハル」はハルサー(農家)のハル。「ラボ」は実験室のラボラトリーのラボ。美味しいもの、安全なもの、地球にやさしいものを売り買いするだけでなく、より豊かな沖縄の食文化を目指して、生産者と生活者が一緒になって新たな試みを「実験」していく場でもあるようです。


わが家のハルラボ商店の野菜や果物

お店に入ってまず目を引くのは、沖縄の農家が手塩にかけて育てた季節の野菜たち。訪れた10月のある日、店先に並んでいたのは、沖縄ならではのサラダヘチマ、島カボチャ、紅芋、島バナナ、シークヮーサーなどのほか、丸オクラや落花生。生産者はオーガニックな生活者の間では名前が知られている糸満(いとまん)の中村さん、八重瀬(やえせ)の島袋さん、今帰仁(なきじん)の片岡さん、北中城(きたなかぐすく)の生産者グループ『ソルファコミュニティ』さんなど。そのほか、うるま市や大宜味(おおぎみ)村など本島各地の生産者の野菜をいただくことができます。季節によって品揃えが変わるので野菜を通して沖縄の季節の移ろいを感じることができるのも魅力です。


『プカプカプーカ』のソーセージ


紅芋チップス他


『自然いぬ。』のビーガンケーキ

店内には、旬の野菜のほか、沖縄ですくすく育った食材を使った加工食品も取り扱っています。例えば、地元ファンが多い浦添(うらそえ)市の『プカプカプーカ』のソーセージ、読谷(よみたんそん)村の『自然いぬ。』のビーガンケーキや焼菓子(毎週火曜日限定)、南城(なんじょう)市の『ビンfood』の調味料、そして、本部(もとぶ)町の『八重岳ベーカリー』のパンなど県内各地の人気商品をここ一軒で手に入れることができます。


たまご

野菜や果物はちょっとハードルが高いかもしれませんが、加工食品なら、沖縄旅行のおみやげにもぴったり。ちなみにわが家のハルラボ商店では二週間に一度、野菜BOX(4,500円/チルド送料込)の発送を行っています。持ち帰りは難しいですが、こちらなら沖縄の大地の恵みをおみやげにも活用できそうですね。


オーガニック系のワイン

「普段づかい」をコンセプトにしているこのお店では、県産の豚肉や手軽に使えるダシの素、ビーガンのためのレトルト食品、インスタント食品など手軽さを重視した商品のほか、月桃ウォーターやミツバチクリーム、安心して使える除虫菊まで日々の生活にあると嬉しい商品が生活者の視点でセレクトされています。また、旅行者に嬉しいのはオーガニック系のワインも品揃えされているところ。キッチン付きの戸建の宿泊施設を利用する観光客がワインと一緒に、豆腐や野菜、調味料などを買っていくことも少なくないそうです。


オーナーの穐葉武人(あきば・たけひと)さん

さて、オーナーの穐葉武人(あきば・たけひと)さんがわが家のハルラボ商店を始めたのは2013年のこと。2011年の震災の後、家族の体調が優れなくなったことから、沖縄への移住を決意し翌年に沖縄へ。武人さんのお仕事は広告代理店の企画営業。陽子さんは食への関心は高かったものの、家庭や家族のことに専念していたということで、地産地消と食の安全をベースにしたお店の経営は二人にとって初めての世界。移住して半年経った頃に参加した援農がお店を始める大きなきっかけになったそうです。畑で知り合った自然栽培や有機農業の生産者との関係性が深まるにつれ、畑と台所をつなぐ必要性を強く感じるようになり、未知の世界に自然と一歩を踏み出したといいます。

「東京では生産者と消費者の距離が遠かったですが、沖縄は近いんですよ」と武人さん。お店の運営の傍、毎朝のように畑に出かけ、土にまみれながら、沖縄では珍しい蓮根の栽培を始めるなど、新しい形の農と食の連携にチャレンジしています。

わが家のハルラボ商店の店内からの眺め

「沖縄では夏場に野菜の種類が激減するんです。でも、そういう時でも地元産でやりくりしています。お客さんにはあるもので美味しくいただける食べ方の提案をしたり、暮らしている場所の旬のものを食べることの贅沢や、身近な場所で育った野菜が身体にも健康にもいいことをより多くの人と共有できたらいいなと。オープン当初は移住者のお客様が中心でしたが、いまでは地元の方の割合が多くなっています」と顔をほころばせながら語ってくださいました。

自分たちが食べたいもの、使いたいものから始まって、お客さんの要望を取り入れることで取り扱う商品のバリエーションが少しずつ増えているというハルラボ商店。「旅をなるべく豊かなものにしたい」。そういう旅行者におすすめのお店です。
 

わが家のハルラボ商店 ※2024.01.23〜那覇市古島へ移転しました

住所 /
那覇市古島2-26-1-102
電話 /
098-943-9575
営業時間 /
11:00~18:00
定休日 /
日曜・月曜・祝日
サイト /
https://hallab.pecori.jp/
Instagram /
https://www.instagram.com/hallab_shouten/

沖縄CLIP編集部

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