石垣島、八重山そばの人気店 来夏世

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初回投稿日:2014.11.16
 最終更新日:2024.04.26

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八重山そば処 来夏世

 

石垣小学校のすぐ裏にあるそば屋さん、来夏世(くなつゆ)は、地元の人たちも観光の人たちもたくさん訪れるお店。

 

お昼前からぞくぞくとお客さんがやってきます。


八重山そば処 来夏世の店内

 

元の石垣市長の内原さん家族は、スエおばあちゃんがつくるそばが大好きでした。

こんなにおいしいそばだから、たくさんの人に食べてもらいたい。

そんな家族のすすめで、お店を始めることになったといいます。


 

一般的な八重山そばの具は、甘辛く煮た豚肉、八重山かまぼこ、島ネギ。

来夏世はこの定番そのままです。

 

じっくりと煮込んだ豚骨ベースで、かつおもきいた出汁。

麺は、石垣島の金城製麺所の丸麺をつかっています。

 

ひと口すすると、優しい味わいが広がり、つるつるっと一気にたいらげてしまいます。

 

沖縄そばの調味料といえば、泡盛に島唐辛子を漬けたコーレーグース。

 

そしてさらに、八重山そばに欠かせないのが、このぴーやし。

 

コーレーグース

 

家の石垣につたって生える、独特な香りの島胡椒です。

その実を乾燥させ、粉末状にしたものを島の人たちはしっかりかけて食します。

 

おもしろいのが、この呼び方。

ピーヤシは竹富島の方言で、そのほかには、ピパーツ、ヒバーツ、ピパーチ、ピパーヅなどなどと呼ばれ、その違いは、島レベルどころじゃなく人レベル。

 

人によって違いますが、みんな通じています。

一番多く聞くのはピパーツのような気がします。

 

そして、そばと一緒に食べる人が多い炊き込みごはんの“ジューシー”。

 

ジューシー

 

具はしいたけやごぼうなど。

こちらも、ピパーツの葉を刻んだものが味のアクセントになっています。

いつもだいたい12時くらいには売り切れてしまうという人気ぶり。

 

来夏世のメニューは、八重山そばの大、中、小と

ジューシーと赤米のみ。

 

これしかないけれど、何度でも食べたくなってしまいます。

 

スエさんは開店から数年はお店に立っていましたが今は90歳もすぎ、台所は内原藤緒さんへとバトンタッチ。

 

内原と仲新城

 

右から、内原さんと、スタッフのひとりの仲新城さん。

内原さんはずっとスエさんの味を守っています。


八重山そば処 来夏世

 

風が通り、夏でも心地いい店内。

上品な店構えだけど、木陰の外の席には作業着姿のお兄さんたちがどかっと座っていたり。

島の人たちは、ふつうの八重山そばを注文するときは「そば」とだけいいます。

 

「そばひとつください!」と地元の人に混じって言ってみてくださいね。

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八重山そば処 来夏世

住所 /
沖縄県石垣市石垣203
電話 /
0980-82-7646
営業 /
10:00~14:00
定休日 /
水曜日、木曜日、日曜日

笹本 真純

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