創業30年以上の老舗店! 首里の『富久屋』で味わう、じんわり甘~いイナムドゥチ

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初回投稿日:2017.01.15
 最終更新日:2024.05.20

創業30年以上の老舗店! 首里の『富久屋』で味わう、じんわり甘~いイナムドゥチ

うぇーむん、くーぶ、うさち、すぬい、んぶしー、ぐんぼうまち、んむくじぷっとるー…… メニューを開くと、まるで外国語のような言葉がずらり。思わずキョトンとしてしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、こちらは沖縄の方言です。例えば「うさち」は酢の物、「んぶしー」は味噌煮、「んむくじぷっとるー」は芋のでんぷんで作った料理のこと。
 
メニュー
 
那覇市首里(しゅり)の閑静な住宅街にお店を構える『富久(ふくや)』は、創業30年以上の老舗店。沖縄の伝統的な家庭料理がいただけることもあって、オープン当時からの常連客や観光客で賑わいます。
 
沖縄の伝統的な家庭料理「富久屋(ふくや)」
 
オーナーの富名腰 久雄(ふなこし ひさお)さん
 
沖縄のお正月やお祝いの席に欠かせないお味噌汁「イナムドゥチ」が「廃れることがないように引き継いでいきたい」という思いから富久屋をオープンさせたのは、富名腰 久雄(ふなこし ひさお)さん、米子(よねこ)さんご夫婦。オープンした当初はイナムドゥチと沖縄そばのみを提供していたそうですが、現在では定食6種類(持ち帰り可)と単品メニューが20種類以上(ランチタイム)揃います。
 
「いなむいうち(イナムドゥチ)定食」
 
創業当時から人気の「いなむいうち(イナムドゥチ)定食」は、どぅるわかしー揚げ(田芋にしいたけや豚肉を練り合わせて揚げたもの)やジーマーミ豆腐、かんぴょういりちー(かんぴょうの炒め煮)など5品の小鉢と黒米のご飯がついて1,050円。県内では広く親しまれている郷土料理ですが、県外ではあまり知られていないものも。ゴーヤーチャンプルーやラフテーなど、メジャーな沖縄料理以外を食べてみたいと思っている方には嬉しい内容です。
 
「いなむいうち(イナムドゥチ)定食」
 
かつおだしをベースに、しいたけ、こんにゃく、タケノコ、カステラかまぼこ、豚肉を入れ、甘めの白味噌と隠し味のピーナツバターを加えたイナムドゥチは、じんわりと心に染み入る優しい味わい。こっくりまろやかで、ホッとする美味しさです。
 
豚肉に黒ごまペーストをまぶして蒸した「みぬだる」
 
夜は琉球王朝時代の宮廷料理だったと言われている「豆腐餻(とうふよう)」や「らふてー」、豚肉に黒ごまペーストをまぶして蒸した「みぬだる」などをアテに、泡盛を楽しむ方が多いそうです。泡盛は、首里に蔵のあるものを揃えているとのこと。ランチとディナー、それぞれ違った楽しみ方が出来そうですね。
 
沖縄の伝統的な家庭料理「富久屋(ふくや)」の店内
 
“お客様の笑顔につながる料理を提供したい”というスタッフ全員の思いは、常連客にも、初めて訪れる観光客にも伝わっているはず。木の温もりが広がる店内は、いつも笑顔に包まれています。
 
沖縄の伝統的な家庭料理「富久屋(ふくや)」
 
首里城から徒歩5~6分のところにある富久屋。首里城帰りにいかがでしょうか?

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富久屋

住所 /
沖縄県那覇市首里当蔵町1-14
電話 /
098-884-4201
営業時間 /
11:30 - 14:30
18:30 - 21:00
定休日 /
月・火・水

舘 幸子(たち さちこ)

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